Aマスターの「A」とは?

7/8,9は大阪にてAマスターライセンス取得の2日間集中セミナーが開催されました。「コロナ自粛」の解禁後、本格的なMPA活動が再開となりましたが、都内にて感染者の増加、「令和2年豪雨」などの渦中、まだまだ、予断を許さない中、ご参加いただきましてありがとうございました。

Aマスターライセンスとは、ママフォトグラファー協会の講座のうち、ベビグラファー、ニューボーンフォト、キッズグラファー、マザーフォトミックの先生になるためのライセンスです。

その、Aマスターですが、今回から、そのコンセプトが少し(いや大幅に?)変更になりました。変更した訳には相応の理由があるのですが、その前にAマスターの経緯を少々振り返りますと…

そもそも「Aマスターライセンス」の前身は、2015年にスタートした「マスターベビグラファーライセンス」でベビグラファーを養成するための先生になるための「特訓講座」でした。その後、MPAも講座が増え、ベビグラファー以外の講座も開講できるための資格「MPAフォトマスターライセンス」へ変化し、「A」はありませんでした。当時は、「お客様が様々な種類・メーカーのカメラを持参するかもしれない」という想定のもと、カメラ・写真・撮影・業界のことを全般に学ぶ「少し厳しめの?(笑)」講座でした。

が、この4,5年、カメラ、写真業界も急速に変化し、それに伴い、ママフォトグラファーとしてより活躍しやすいライセンスとして新たに「Aマスターライセンス制度」の創設へと進化します。

2019年度にスタートした「Aマスターライセンス」の「A」はautoの「A」でした。ポートレート撮影に必要な機能はカメラーのオート機能にお任せして、ミラーレス一眼カメラの機種も限定し、ママとしての感性、ママだからこそできるコミュニケーション能力を最大限発揮できるようなスキルを身につけていただくためのライセンスが「Aマスターライセンス」だったの

ですが…

そこに2019年秋ごろ「スマホカメラの急速な進化」と2020年に「コロナ禍」という「黒船」が現れます。

待てよ…もはや、道具としてのカメラは、ミラーレス一眼、スマホなどこだわっている時代ではない…でも、ポートレートの本質は変わらない。では、ポートレートを撮影するためにより特化した、コミュニケーションスキルを高めていただくことを目的とした「Aマスターライセンス」に生まれ変わり進化する必要性を強く感じ、今回の大阪での開催となったのです。

そして「コロナ禍」によるオンラインの恩恵です。オンランで講座を行うには、向き不向きがあります。知識、情報の伝達には遠隔でのオンライン講座は非常に有効ですが、ポートレート撮影などの肝となる「コミュニケーション力」を磨くためにはオンラインでは限界があります。

なぜオンラインでは限界があるのか…?

たかが二日間ですが、参加された方は、撮影のスキルはもちろん、撮影するためのコミュニケーション能力が飛躍的に高まりました。高まったのは能力だけではなく、楽しいことに気がついてしまった皆様の「撮影欲」でした。いろいろな意味で参加者様の成長を、受講生、講師共々感じる2日間だったのです。そのプロセスは決してオンラインでは体現することはできません。言葉で表現することも難しいのです。ただ「その場にいたから」体感できた、ライブ感覚というものがあるのです。

そして、「現場だからこそできること」と「オンラインだからこそできること」を明確にすることでこの講座はとてつもなく進化できるということを確信した2日間だったのです。

…と、長くなりましたが、Aマスターの「A」はもはやautoの「A」だけではなく、そうです、それはこの二日間の中でお伝えしたことなのです!!!

心の中では高まりつつも「keep distance」も忘れてはいけないジレンマはあります…

ミラーレス一眼カメラでのポートレート撮影&指導実践でしたが…

いつの間にか道具がスマホに変わっています…

でも、道具は変わっても、講座の本質は同じなのです…

今後の「Aマスター」に大いにご期待ください!

関連記事一覧