【オンラインフォーラム第3弾】MPAのベビグフ、ニューボーンフォトの本質を考える!!〜クオリティーが高い写真を撮るために!クオリティーが高い指導をするために〜
すっかりおなじみなりましたオンライン画面上での集合写真です。ここから脱出できる日は近いのでしょうか!?
さて、「こんな時だからこそできることをやろう!」ということで、オンラインでのフォーラム 第3弾が5/16に開催されました。
今回のテーマは…
- MPAが目指す「写真の本質」とは何か?
- MPAのママフォトグラファーとしてどのような写真を目指すのか…
目指すべき方向性がより明確になれば、先生の指導方法もより明確になります。
MPAでは、「ママフォトグラファーによる」、「ベビー・キッズ・ママ・妊婦・親子のポートレートを目指す」という揺るぎない軸があります。
これは、カメラの撮影技術が変わろうが、一眼カメラ、スマホカメラを使おうが変わることがないMPAの「永遠のテーマ」と言えるでしょう。
- 「一般のフォトグラファー」ではなく「ママの目線」だからこそ表現できる写真があるはず。
- 着飾ったスタジオなどにはない、日常の赤ちゃん・子供たちにこそ、本当の可愛さがあるのではないか…
- こんな写真がリビングに飾ってあったら家族は幸せだろうな…
- 親子たちが、未来にいつか振り返る時がきたら、その時の会話までもがまるで蘇るかのような新鮮な写真…
MPAのママフォトグラファーたちは、そんなことを考えながら日々撮影を行っていることでしょう。
カメラの小型化、高性能化、スマホカメラでも一眼同等のクオリティーで撮影できる今、写真は誰でもよく撮れるようになりました。が…、そこに一つの落とし穴があるような気がします。
「よく撮れた写真」と「良い写真」は違うということです。
例えば次の写真、
確かに「よく撮れた写真」ですが、動物たちが本来持つ魅力を追求するという視点では「良い写真」なのであろうか…(そこには、いろいろな考え方があるでしょう…)
WEBサイト、SNS、動画サイト、書籍などでは、「よく撮れるための情報」は満載ですが「良い写真を撮るための情報」はほとんどありません。
MPAではスマホグラファー講座がスタートし、カメラ・写真未経験の初心者の方もたくさんいらっしゃしますが、初心者の方がかえって「良い写真」が撮れたりもします。
経験をある程度重ねたママフォトグラファー こそ「よく撮れるための情報」に振り回され、MPAが目指す写真の本質を見失いがちなのかもしれません。
特に、Aマスター、マスターフォトグラファーとして、ママフォトグラファーを養成する先生には、今一度考えていただきたいテーマです。
そして、今回、各論として、装飾・小物などの美術面の話が盛んにあがりました。ポートレートの主役は、間違いないくモデルさんそのもので、装飾や背景は、そのモデルさんを引き立てるための「脇役」でしかありません。
「写真は引き算」と言われます。
「主役の被写体をより引き立てるために、余計な要素を写真からできるだけ省こうこう…」という考えです。(別の観点から、写真は「足し算」という考えもあります。)
ポートレート撮影のプロセスでは、モデルさんの魅力をより引き出すために「脇役たち」が必要なのか?不要なのか?と現場で試行錯誤しながら進めるのが通常です。
しかし、最近「まず装飾ありき」「ロケーションありき」で撮影をする傾向もあるようです。MPAが目指すニューボーンやベビグラフは「物撮り」やスタジオでの記念撮影でもありません…。
今回のフォーラムでは、「MPAならではの写真」を考え直す良いきっかになったことでしょう。
そして、このフォーラムの続きは、次回、5月18日(すでに満員)にも開催される予定です。
早く、会場でお会いしたいものです!