2/24,25は写真力アップのためのポートレートマスターセミナーが福岡で開催されました。
ポートレートマスターとは、MPAの各認定コースを修了した方で、「写真力」をより高めるための短期集中2日間コースを無事修了した方々…
名付けて「Top of MPA」
MPAの各コースでの被写体(撮影モデルさん)は、新生児、ベビー、キッズ、妊婦さん、子育て中のママなど多岐にわたりますが、共通していることは「生身の人を撮る」=ポートレート撮影ということです。
今やスマートフォンのカメラでも非常に高いクオリティーで撮影することができます。スマートフォンで撮影された写真と本格的な一眼カメラで撮影された写真を見比べてみても、全くと言って良いほど遜色ありません。(古くて新しい!?写ルンですでも…)
かつては、「プロの領域」だったかもしれないポートレートもある程度のコツを掴めば誰でも撮影できる時代となっているのです!
では、誰でも撮影できるようになったポートレート作品の差はどこでつくのでしょうか?
人物撮影においては、ある程度の「教科書的なお約束ごと」はありますが、作品作りは基本的に自由です。
ポートレート撮影の本などには、「モデルとのコミュニケーションよく取りましょう」などと必ずと言ってよいほど書かれてもいます。
でも、一言でコミュニケーションって言うけど、一体、コミュニケーションって何なんだ?
ポートレート撮影に必要なコミュニケーション力って何なんだ?
このマガジンをお読みの方は、一度くらいはモヤモヤしたことがある方も多いのでは?
この、つかみどころのない問いの答えが、このポートレートマスターコースにはあります!
特に、ベビー、キッズ、ママでもあり女性のポートレートを撮るためには、「ママだからこそできる」コミュニケーションの方法、「女性同士だからことできる」距離の取り方があります。
作品の差=写真力の差は、カメラ、レンズの性能や操作スキルの差ではなく、このコミュニケーションのあり方そのものなのです。
だからこそ、写真を撮るための道具は、本格的なミラーレス一眼カメラでも、スマートフォンカメラでも、写ルンですでも ?!あまり問わないのです。
これは、教科書を読んだり、理屈でわかるものではなく、何度も試行錯誤して「体得」していたくしか方法はありません。
ポートレートは、フォトグラファーとモデルの共同作品です。そこには、お互いの考えを共有し、作品の完成に向かって一緒に作り上げる一連のプロセスがあります。
ポートレートマスターコースは、「撮ってみる」「撮られてみる」という一見単純とも思える体験を繰り返します。
お互いの立場になってみることで、「フォトグラファーとモデルが同じビジョンを持って作品完成に一緒に歩んでいけるかどうか…」などを徹底的に体で覚えてもらうのです。
このポートレートマスターコースは、それらをぎゅっと濃縮した、きっとあなたの人生を変えてしまう程の2日間となるでしょう!
さて、今回の福岡会場では新たに5名の「Top of MPA」が誕生しました。一体、2日間を終えてどんな世界が彼女たちを待っていたのでしょうか…後編に続く。